源泉所得税の税額表の使い方!企業担当者が知っておきたい基礎知識と注意点
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源泉所得税の税額表の使い方!企業担当者が知っておきたい基礎知識と注意点


源泉所得税の税額表とは、従業員の給与から引く所得税を求めるために必要な書類です。
税額表の使い方や見方がわからなければ、所得税の金額を間違えてしまい、あとで精算作業が必要になってしまうかもしれません。
今回は企業担当者が知っておきたい税額表の基礎知識をご紹介します。
入手方法や使い方に関する基礎的なポイントだけでなく、注意点までしっかりと理解しておきましょう。

|-源泉徴収税額表とは?

源泉徴収税額表とは、従業員の給与から差し引く税金を求めるための表で、3つの種類があります。
(1) 月額表
(2) 日額表
(3) 賞与の源泉徴収税額表
支給する給与の形態や種類によって、これらの税額表を使い分けます。

|-源泉徴収税額表はどうやって使えばいい?

源泉徴収税額表を使うためには、

(1) 従業員の給与額
(2) 従業員が、甲・乙・丙のどれに当てはまるか

を確認する必要があります。

<従業員の給与は?>
源泉所得税を計算するための従業員の給与額は、支給した給与等の金額から社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料など)を引いた金額となります。

<従業員が甲・乙・丙のどれに当てはまるか>
従業員が甲・乙・丙のどれに当てはまるかは、以下のように区分することができます。

・従業員が給与所得者の扶養控除等申告書を会社へ提出している場合:甲
・従業員が給与所得者の扶養控除等申告書を会社へ提出していない場合:乙
・従業員が日雇いの場合:丙

パートやアルバイトであってもその会社の給与がメインとなる場合は、甲が適用されます。

<税額表の使い方>
たとえば、平日週5日で就業時間6時間のパート従業員の場合で考えてみましょう。
・毎月定期的に給与を支払っているため、源泉所得税の税額表は月額表を使用します。
・このパート従業員は本業としてこの会社に勤務しているため、給与所得者の扶養控除等申告書を会社へ提出しています。
そのため、月額表の甲を適用します。

・社会保険料を引いたあとの給与額は15万円なので、月額表の149,000円以上151,000円未満を参照します。
・扶養親族の人数はいないので、0人を適用します。
・これらの情報を月額表に当てはめると、毎月の給与から差し引く源泉所得税は2,980円であることがわかります。(平成29年の場合)

|-最新の源泉徴収税額表はどこで入手できるのか?

最新の源泉徴収税額表は、国税庁のサイトからダウンロードすることができます。
平成29年分 源泉徴収税額表
また税務署へ行けば、パンフレットを無料で受け取ることもできます。
年度によって税額表が異なるため、必ず最新の税額表を使用するようにしないと計算ミスが発生してしまいます。
必ず最新の税額表を使って源泉所得税を求めるように気をつけましょう。

まとめ

源泉徴収税額表の使い方を、最後におさらいしておきましょう。

(1) 源泉徴収税額表には、月額表・日額表・賞与の源泉徴収税額表の3種類を使い分ける
(2) 源泉徴収税額表を使うためには、従業員に支払った給与額と適用区分(甲・乙・丙)を確認しておく必要がある

税額表は年度ごとに更新されるため、最新の税額表を使わないと所得税額を間違えて徴収しないようにしましょう。

参考URL
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/zeigakuhyo2016/01.htm

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