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売上急増企業の落とし穴! ~キャッシュフローと固定費増大に潜む危険!?~


好業績の影に落とし穴が潜んでいる?!

事業がうまくいくときは、何をやってもうまくいったりするものです。
それこそ“イケイケ”で事業拡大に邁進し、急成長するケースも少なくありません。そのこと自体何も悪いことではありません。会社は、日々着実に成長できるものではありません。
大きく伸びる時期がある半面、停滞する時期もあります。とはいえ、売上げ急増企業にも落とし穴があります。その落とし穴とは何なのでしょうか?
よく週刊誌などに、数年前まで急成長して注目されていた企業が倒産したという記事が載ったりしますが、急成長企業には特有の事業リスクがあり、避けては通れないのです。

ポイント
1. 売上が伸びるとお金がなくなる理屈を理解する
2. 成長が止まったとき、人件費とオフィス賃料が経営者に牙を向く
3. 正規労働、非正規労働のバランスは安定経営には不可欠
4. オフィススペースは、複数拠点が吉

1.売上が伸びれば伸びるほど資金繰りが苦しくなる怪現象!?

商売によって事情は異なりますが、売上入金のサイクルと仕入原価や外注費、人件費の支払いのタイミングがどうしても合わないことがあります。支払いをしてから売上入金が入ってくるパターンです。
次の表にあるような売上推移で急成長した場合は、事業は絶好調でもキャッシュは減少することになります。原価のほかにも事業が拡大すると経費がかさみますので、さらに資金繰りは厳しくなってしまいます。
収支のタイミングを改善できればよいのですが、なかなかそうもいきません。そこで金融機関から融資を受けることで対処するのがオーソドックスな方法だと思います。
金融機関も業績が好調ということで、比較的大きな資金を好条件で融資してくれるため余裕を持って借り入れを行ったりします。ここまでは何も問題が表に表れてきません。

売上が伸びれば伸びるほど資金繰りが苦しくなる怪現象!?

2.成長が止まり業績が下向くと姿を現す……

成長しているときは気付かないものなのですが、成長していく過程で、社員数が増え、その社員を収容するためにオフィススペースは広くなり、組織を維持するために間接部門のコストが増加してしまいます。
もちろん粗利が十分確保できている時点ではあまり問題ありませんが、成長が止まり、業績が下向いた時点で、増大してしまった固定費負担が重くのしかかってきます。その時点で増大してしまったものを、スパッと切り捨ててしまえればよいのですが、そうはいかないのが現実です。

成長が止まり業績が下向くと姿を現す…… 1

これこそが成長に潜む落とし穴です。処方箋があるのかというと、絶対的な特効薬はありません。
しかし、急成長しているときに次のような点に留意すると、業績が悪化したときに経営危機を回避していけると思います。是非参考にしてください。

成長が止まり業績が下向くと姿を現す…… 2
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